1年ぼうず

眞野 義行

 cres.mano0505@gmail.com

 TEL:090-9364-7172

f:id:crescentmano:20200513224520j:plain

<新聞記者さんの活動に感謝>

11日の朝日新聞夕刊に外国人留学生の窮状を訴える記事が掲載されました。

4/24に朝日新聞記者の鬼室さんが、成田にあるAIT日本語学校に取材に来てくださり、それをまとめて掲載してくれたのです。

鬼室さんはその新聞を私の自宅に送ってきてくださいました。
在住外国人や留学生問題は、平常時でもなかなか日本人には関心を持ってもらえません。

ましてこのコロナウイルスのもとでは、その存在は隅に追いやられ、救われる順位が最下位になってしまいます。

母国に帰れず、アルバイトもなくなり、国からの10万円が給付されない外国人がいることを知ってもらうための、こういった新聞記者さんの活動には頭が下がります。

f:id:crescentmano:20200513001003j:plain

<慎重さに欠ける自分>

着実にアクセス数が増えている「みんなの英プリ」ですが、ミスが見つかり出しました。質問の答えが別のものや、そもそも一致していなかったりするという初歩的なもので、せっかく利用している学生達に申し訳がありません。

見つけてくれたのは、教師仲間で、バレーボール部顧問としてはよきライバルだったN教諭です。理科の女性教師ですが、英語が好きで自分でも勉強しています。

自分の受け持ちの生徒向けに紹介しながら、ご自分でもやっているのです。

ほんとうにありがたいことです。

今日あわてて1年生の文から総点検していますが、細かいミスが新たに見つかっています。とにかく訂正&修正を急ぎます。

教員時代も夏休みの英プリなどでは「先生、No.1のAの(3)の問題の答えがありません!」とか「TomがKenになっています!」など、生徒達が間違えを見つけてくれて、笑い話ですんだこともありましたが、今回はダメです。

お互いに知らない人間同士なのに、自宅学習の1つとして、自分で「英プリ」をやって学力を高めようとしているのです。本当に申し訳ない。

この英プリは、これまでのものに手を加えたものもありますが、ほとんどが新作です。

ですから作成には慎重を期したのですが、答えに対して丁寧さを欠くというピンボケさ。

相変わらず慎重さに欠ける自分に腹が立っています。

あと少しで1年生の分は終了します。明日中に2,3年生の分を点検します。

ごめんなさい、生徒諸君。

f:id:crescentmano:20200512001526j:plain

<何を基準に?>

成田市内小中学校で学習支援日として、分散登校が始まりました。

学校ごとに、時間や登校日数などの形式が異なります。

ほとんどが「学習支援日」として位置づけていますが、登校が義務になっていないため、不安を感じる保護者の子どもは登校しません。

しかも感染の心配があるため、授業は行わず、自習課題の支援が中心です。

3密を避けるために、友だちと元気にお話しもできないんです。

校庭を開放して、運動時間を作ってあげればいいんだけれど。それを実施している自治体もあるわけだから。

学習の遅れも心配だけれども、やっぱり体を動かさなければ、勉強する気にはならないと思います。

そんなに自分を律することができる子どもばかりではありません。

ところで、集団感染の事実のない学校を休校にしてしまった国と自治体は、何を基準でに本来の学校を再開させるのでしょうか。

文科省は相変わらず無責任に自治体任せです。責任をとりたくありませんから。

 f:id:crescentmano:20200511004029j:plain

<留学生たちの現実>

 

Yogiさんや朝日新聞記者の鬼室さんの仲介もあって、先日話題にした留学生達に支援が届きそうです。それは移住連やCTICという独立した支援組織からの援助です。

住民登録していない、短期ビザの外国人達は、国や市町村からの支援は一切受けられません。

留学ビザが切れたのに飛行機が飛んでいない、またはチケットが買えないという理由で帰国できない外国人はたくさんいます。

簡単に言うと、短期ビザは帰国準備者に付与されるもので、アルバイト等の現金収入は認められていません。

収入の途絶えた留学生達は誰からも救ってもらえません。

先日話題にした外国人は福祉関係の専門学校に進学し、資格をとって日本で働きたいという希望を持っていました。

私たち日本人の老後を支えてくれるために、高い生活費を払い、難しい日本語を学んで、努力しているのです。

そういう人たちを守らないと、コロナ後の世界で、誰も日本を選ばなくなくなります。

※昨日の「ぼうず」に「チーてれStudy Netみんなでオンライン学習」のアドレスを貼り付け忘れました。すみません。

チーてれスタディーネット

 

f:id:crescentmano:20200509225437j:plain

 <チーてれStudy Netみんなでオンライン学習>
千葉県教育委員会では家庭学習の一助になるように、授業動画及びワークシートによる家庭学習のサイトを立ち上げています。

4/27にスタートしたのですが、少しずつアップロードの数が増えてきました。

成田市ではアンケートはとったものの、Web環境が整わない家庭があるとのことで、独自の施策を見合わせました。

やろうと思ったらできるのですが…。非常に残念です。

「チーてれStudy Net」のアドレスを紹介します。

ちなみに「みんなの英プリ」HPでも紹介しています。

アクセス数が順調に増えているのでうれしいです(今日現在668)。

今日は「みんなの社プリ」を更新しました。

ホームページ自体も、ボタンの配置を工夫して見やすくしました。

f:id:crescentmano:20200509001207j:plain

<平等>

学校の先生方に希望することが1つあります。

それは、自分なりのメッセージを自宅待機中の子どもたちに発信することです。

私の知っている教師には、この状況下でも週に1度学級通信を発行し、絆を切らないようにがんばっている人がいます。

私だったら、これを言いたい。以前学年通信に書いたことも含んでいますが。

『世の中には不平等なことがたくさんあります。自分の置かれた状況を他と比べて、不公平を感じることはたくさんあります。

 しかし、どの人にも平等なものが1つ存在します。

それは時間です。時間は人を差別しません。

どんな人にも等しく1日24時間です。

その平等な時間をどう使うかによって、あなた自身の生き方が決まってきます。

今、休校中の君が毎日家庭で過ごしている時間は、日本中のほとんどの学生にとって同じ時間です。

では、その平等に与えられている時間を、君はどのように扱っているのでしょうか。

小説家、井上靖の名言に「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」というものがあります。

どんな状況下でも、目標に向かって努力を続けている人には、明日に続く道が必ず開かれています。

あきらめなければ、きっと道は開かれる。平等な時間を大切にしよう!』

 

f:id:crescentmano:20200507235948j:plain

<山梨高速バス移動女性報道に思うー報道のありかた>
私はこのニュースを聞いたときは本当に驚きました。

そして次から次へと現れる信じがたい行動。感染を知っていながらの行動となると、ある意味凶器を持ち歩いていることと同じになるとも思います。実際に知人に感染させたわけですから。

だからその事実を報道することは、視聴者に注意喚起を促すこという意味で必要でしょう。報道としてあるべき姿だと思います。

でも、なぜマスコミは一言つけ加えないのでしょうか?

『勝手な正義を振りかざしてSNS上で犯人特定ゲームをするな!』と。

『くれぐれも私的な人物特定などに奔走しないでいただきたい!』と。

『あなたたちに誰かを罰する権利はない。あなたたちがやっていることは、私刑であって、正義ではない。少なくとも私どもの番組を見ている方だけは、SNS上の犯人特定騒ぎに参加しないでいただきたい。殺伐とした世の中にしないようにしましょう。』と。

昨年末も「あおり運転同乗者の犯人特定」で、間違って犯人扱いされた女性に被害の問題が大きく報道されたばかりではないですか。

番組の中でこれくらいのことを最初に言えないマスコミは、あまりにも感性が鈍いと思います。

災害時や非常時には必ず起こる現象です。誰かを標的にして自分のストレスを発散することは。

報道する側が冷静さを欠いたら、私たちは何を信じたらよいのかわかりません。

昨日も書きましたが、体だけでなく、心までやられたら、コロナの完全勝利です。