1年ぼうず

眞野 義行

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 今から4年前の「100のぼうず」に書いた話題です。100歳のおばぁちゃんが、80歳から始めた水泳で、マスターズ(年長者)世界水泳大会 1500m レースで見事優勝したという話題でした。

 80歳になるまでは水泳と全く無縁の世界に住んでいたおばぁちゃんでしたが、80歳の時に膝を痛め、長年続けた能楽(日本古来からある伝統芸能の一つで、お面をつけて踊るもの)を続けたい一心で、リハビリのためにプールに通い泳ぎ始めました。

 長岡さんは、背泳ぎで25メートル泳げるようになるまで1年かかったそうです。

 85歳でマスターズ水泳大会で日本新記録を樹立。

 89歳で、銀メダル3個獲得。

 長岡三重子さんの凄いところはここからで、

「銀メダルじゃ悔しい、金メダルを取りたい」と、90歳からコーチをつけて、個人指導を受るようになったことです。

 このおばぁちゃんの座右の銘は「成せば成る」。成中出身者のみんなに「ぼうず」で紹介したのでわかると思います。

 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」

 思うだけなら誰でもできる。動かなければ成果は出ない。

 失敗を恐れるな。結果にこだわるな。

 やる前から「できない」と言うな。

 できないというのは、君が目の前の壁を登ろうとしないだけだ。

 こういった「決意と覚悟」を持った人間は強い。

 本当に大切なことは、いつ始めたかではなく、どんな決意で取り組んだかと言うこと

 なのでしょう。

 “ It's never too late to learn.” 

  学び始めることに、遅すぎるということはない

 このおばぁちゃんは、104歳になった今も、1500m 背泳ぎの記録を伸ばし続けています。

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 この女性の方たちは、約80歳の方たちです。

 しかしながら、毎日、非常に精力的に活動され、ひまを持て余す時間がありません。元気そのものです。

 左の方は、ユネスコ協会に所属されていて、「日本の香りをあなたへ」というテーマで、「日本文化の発信」に努めていらっしゃいます。

 具体的には、参道のうなぎの川豊さんの前にある、成田観光館で、外国の人達に、着物着付け、和紙人形作製、書道、琴などを無料で体験してもらい日本文化の良さを体感してもらおうという活動をされています(成田空港でも行っています)。

 その体験のさせ方がすごい!

 目の前を歩いている、もちろん見知らぬ外国の人たちにどんどん英語で声をかけて、観光館に案内するのです。

 さすがの旅行者も、最初は警戒するそうです。「時間がないから無理!」などと言って、逃げようとする方もいらっしゃるそうです。

 しかし「日本文化のすばらしさを世界に発信したい」という思いから、ひるまず声をかけ続けるそうです。

 声をかけられた旅行者は、最初はしぶしぶで、15分だけなら、と言って館の中に入る

のですが、入った途端、あっという間に30分が経ち、なかなか帰ろうとしないのです。

 特に着物着つけ体験は、後ろに人がつまっていても、なかなか脱ごうとせず、渋滞が

うまれるそうです。

 ユネスコ協会での活動は、まだまだたくさんありますが、とにかく英語を武器に、市民活動の一つとして、日本、そして成田の良さを世界に発信していらっしゃるのです。

 左の方は、玉造中でおこなった、セルビア舞踊団の発表の時の案内役としても、活躍されてました。覚えている人がいるかもしれませんね。

   右の方の紹介は明日。

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