<そうだ、選挙、行こう!>
明日は参議院選挙です。初めて投票権が18歳になった前回の投票率は、それでも史
上4番目の低さでした。今回の選挙ではどういう結果になるのかわかりませんが、投票率が50%前後で低迷しているのは、政治の責任もありますが、国民が今の日本という国に対する「困り感」がないことも原因の一つだと思います。
少しくらいの不平・不満はあっても、何とかやっていけるという漠然とした安心感があるのではないでしょうか。
香港で起きている学生達による大規模なデモ。「逃亡犯条例」改正案に抗議する若者達が中心に行っているものです。
香港大学生の若き女性リーダー、周庭(アグネス・チョウ:22歳)を筆頭に、中国本土に対して命がけの抗議行動を行っています。第2の天安門事件になるのでは、との心配の声が上がっています。
※1989年6月4日に中華人民共和国・北京市にある天安門広場に民主化を求めて集結していたデモ隊に対し、軍隊が武力行使し多数の死傷者を出した事件。
これはまさに「自分たちの自由と正義が奪われる」という危機感のあらわれです。直接自分たちの自由が奪われるような事態になれば、さすがに選挙に関心が向くのかもしれません。
私は議員になって改めて、成田市を含め日本という国の豊かさを実感しています。しかし同時に、日本という国の持つ危うさも少しずつわかってきました。
みなさん、選挙に行きましょう。
無関心でいると、間違ったリーダーが出現した場合、それを止める手段がなくなります。
周庭(アグネス・チョウ)さんは日本の政治に対する関心の低さにこう言っています。「自分たちで国を変えられる権利を持っているのに、それを使わないのはもったいないです。」
各政党や候補者の話がわかりにくくても、自分たちの生活にピントが合ってなくても、選挙に行きましょう。選挙に対する怒りの白紙投票でもかまいません。自分の意思を表す1票を投じてきましょう。
私が以前紹介したように、投票類は2回行います。
①千葉県選挙区に立候補している6人のうちから1名を選んで、その名前を書く。
②日本中の候補者(13党で142人)の中から1名を選び、その候補者の名前を書くか、支持する政党名を書く。