1年ぼうず

眞野 義行

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特別攻撃隊の知覧基地>

 明日は終戦記念日。TVで多くの特別番組が組まれます。帰省等でなかなかじっくりと見ることができませんが、年に1度は戦争について考えてみることが大切です。

 できたら子ども達に伝えたいです。

 私の生まれ故郷の鹿児島には、あの特別攻撃隊の知覧基地があります。今は、記念館となっている知覧をぜひ訪れてください。

 彼らの親にあてた「最後の手紙」の数々は(想像以上に多くの展示があります)、戦争の愚かさを、そして若い命を前向きに散らせようとする若者の純粋で尊い「命の重み」に心を打たれます。

 もちろん「特攻」を賛美している訳ではありません。が、しかし、テロとは決して違うということは断言できます。

 お子さんがいる方は、親子で行ってみてください。小学生くらいまでだと、なんだかわからないかもしれません。

 でもそれでいいんです。

 戦争という歴史があったことを知るだけで、全然違います。

 最年少で17歳。行きの分のガソリンだけを詰め込んで、空飛ぶ棺桶のゼロ戦に乗って、アメリカの空母に向かって突っ込んでいく若者たちの真実を知ることができます。
もっと言えば、終戦間際の特攻隊は、アメリカ軍の空母にたどり着く前に、そのほとんどがアメリカ軍の戦闘機に撃ち落とされていたのです。

 さらに言えば、知覧での特攻訓練で死んでいく若者もいたのです。急降下突撃の練習で、機首を上げられずそのまま地面に激突して死んでいく若者がいたということです(ほとんど知られていませんが)。

 彼らの親、兄弟、子どもへ宛てた手紙の数々を読んでほしいです。

 本当に戦争は、誰の幸せにもつながらない、最も愚かな行為です。

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