1年ぼうず

眞野 義行

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<若者ががんばれるシステム作りを!=大学入試>

 昨日の帰り、市役所から自転車で帰宅途中にJR駅前で卒業生に会いました。現在3年生で来年受験の彼女の手には、しっかりと古文の参考書が。

 電車の中で受験勉強中。センター試験最後の受験生の彼女は、浪人は考えていないので、とにかく現役合格を目指すと言っていました。

 将来の夢は「中学校教師になってバレー部の顧問をすること」です。

 彼女は決してバレーがうまい方ではありませんでしたが、苦しんだ経験が顧問として役に立つと言っています。

 おっ、英語教師か?というと「英語は無理です。社会が好きなので社会科教師を目指します。」

 夢を持っている若者の目は、やっぱり美しい。がんばれ、がんばれ。

 さてその大学入試ですが、来年の入試を失敗すると、2021年(2020年度)の入試は、史上最悪の改悪といわれるほどいい加減な見切り発車受験制度なので、浪人したら対応が大変。

 朝日新聞DISITAL の一部を紹介します。

【2020年度から始まる大学入試改革の中止を求める抗議デモが13日夜、東京・霞が関文部科学省前であった。8月末から始まり、今回で3回目。ネット上の呼びかけで高校の生徒や教師ら約100人が集まった。「試験の公平性がないがしろにされている」などと訴えた。

 東京都の高校2年の男子生徒(17)はマイクを手に「高校生のための制度をつくってください」「まずは延期して、当事者を交えた議論をしましょう」と声を上げた。

 現行の大学入試センター試験に代わる大学入学共通テストでは、国語と数学で記述式問題が導入されるほか、英語では「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るため、民間試験が活用される。しかし、民間試験の試験日や場所、大学の活用状況の多くが未定で、住む地域や家庭の経済力による不公平さも指摘されている。全国高校長協会は10日、民間試験導入の延期と制度の見直しを求める要望書を文科省に提出した。】

 これまでもいくつもの失敗をしてきた文科省ですが、今回は本当にひどい。

 そもそも大臣や官僚は本当に現場のことを理解せず、しかも施策を作り出す「有識者会議」という謎の組織も、まったく現場の実情から乖離した決定ばかりを出してくる不思議な組織です。