1年ぼうず

眞野 義行

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<せめて人同士は協力して

 台風19号が全国に残した台風の爪痕は、想像以上に大きく、あらゆる場面で復旧のめどが立っていない。

 死亡77人。不明9人。

 亡くなった人は、▽福島県で28人、▽宮城県で16人▽神奈川県で14人、▽栃木県と群馬県でそれぞれ4人、▽長野県で3人、▽埼玉県、岩手県茨城県でそれぞれ2人、▽静岡県と千葉県でそれぞれ1人。

 また、神奈川県や福島県など5つの県で9人が行方不明のまま。

 堤防決壊は68河川125か所。

 水没した家屋、病院、事業所、公共交通機関などなど復旧のめどが立っていない。

 水びだしになった家財道具などの災害ゴミ(ゴミと言うにはあまりにもつらい思いでの品物もあるだろうが)。

 回収が追いつかず、道路脇に積み上げられている。

 家の中は泥だらけ、しかも天井にはカビが発生してきている。

 今日から明日にかけて再び大雨の予想。

 ふたたび河川の氾濫の可能性も指摘されている。

 これだけ被害が拡大すると、ボランティアの数も足りない。

 前回の台風15号で被害が甚大だった千葉県、特に南房総市では、屋根のブルーシートがはがれ、お年寄りが屋根に登って補修作業を続けている。

 自衛隊の方たちが高齢者の家を中心に屋根の補修作業を続けているが、とても人手が足りていない。

 そんな中、詐欺行為がおこり、自然だけでなく同じ血が流れている人からも被害を受けてしまう人がいる。

 想定外の自然の猛威の中、せめて人同士は手をつないで協力しなければ。