1年ぼうず

眞野 義行

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<シリーズ:多文化共生>

 今日は、成田市の中央公民館や加良部公民館で日本語教室を30年にわたって続けていらっしゃる岡田先生と、ある地区の自治会長さんで、先日、避難所運営委員会を開催された I さんにお会いしました。

 テーマは「多文化共生社会」です。

 現在、成田市内には5000人を超える外国人が生活しています。

 ですから最近は、本当に街のいたるところで外国人に出会います。

 今やコンビニのアルバイトといえば外国人留学生。

 しかし私たちは、彼らがどこの国からやってきて何語を話しているのかは、知らないし、興味もありません。私たちの生活に関係がないと思っているからです。

 しかし、農業、漁業、工場などは、もはや外国人なしでは成り立たないところまできているのです。

 政府が外国人労働者の受け入れを拡大したということは、これまでと違い、私たちの居住区に外国人がどんどん増えていくということです。

 その時におこるトラブルの一番の原因は、生活習慣の違いによるものです。

 はっきり言って、日本人ほど規律正しく生活している民族はいません。

 日本人の常識は世界の非常識とまでいわれることがあります。

 これは悪い意味ではありませんが、日本人のように勤勉で従順な考え方をする民族は珍しいということです。

 その日本人が当たり前に思っている生活習慣や礼儀作法を、外国人に教えていくことは容易ではありません。           つづく。