1年ぼうず

眞野 義行

 cres.mano0505@gmail.com

 TEL:090-9364-7172

f:id:crescentmano:20200501231542j:plain

<外国人留学生も死活問題>
コロナ問題は外国人留学生の生活も直撃しています。

日本語学校や専門学校での授業が受けられないまま、むなしく月日が流れています。高い家賃(普通は4人くらいでアパートを借りてシェア)や食費を払い続けるためには、週28時間を上限とするアルバイトが命綱でした。

しかし、このコロナのせいでアルバイトが0になり、貯金も底をついてきた学生が出ています。

「生活の維持ができなければ帰国すればいい。」

ところが飛行機が飛んでいません。帰れないのです。

日本に来るために借金をしてきた彼らには、国元からの仕送りをあてにはできません。
しかも日本の物価はアジア諸国に比べたら非常に高い。

今日も、相談を受けた外国人留学生とその学校の先生と一緒に市の福祉課に相談に行きました。先生方も留学生を救うために飛び回っていらっしゃいます。

その彼は、諸般の事情で留学ビザが失効し、4月から短期ビザに切り替わりました。

この2つのビザの差についての説明は省きますが、要するに短期ビザはすぐに帰国することが前提なので、住民登録ができないのです。簡単に言うと旅行者です。

ここで問題なことは、政府の支援も成田市の支援も4月末の段階で住民登録のある人が対象なので、一切の支給を受けられないことにあります。

住民ではないので、生活保護も受けられない。

3月にさかのぼってくれれば、住民登録があるので、生きるためのお金がもらえるのに。
私も総務省出入国在留管理庁、東京にある外国人移住者支援組織(移住連やCTIC)などに相談をしましたが、コロナで帰国できなくなってしまった外国人を援助する仕組みがなく(想定外)、今、国会に要望しているところだそうです。

コンビニや工事現場、そして自転車に乗って走っている外国人留学生が、実は相当高いハードルを越えて日本に来て学びにきていることを知ってほしいです。

私は彼に質問しました。「ご飯はちゃんと食べているのかい?」「最近では1日1食です」との答え。先日は川で釣った魚を調理して食べたそうです。