1年ぼうず

眞野 義行

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<うがい薬会見>

大阪府の吉村洋文知事は今日の記者会見で、新型コロナウイルス対策で「ポビドンヨード」成分を含むうがい薬の使用を呼び掛けた結果、全国で品切れが相次いだことについて「予防効果があるということは一切ないし、そういうことも言ってない」と説明しました。

確かに昨日の発表をきちんと聞けば「感染を防ぐ効果があると言ったのではなく、無症状・軽症者の陰性になる速度が加速する」ということが今回の成果発表の内容でした。

その会見を見た人たちが共通に感じた懸念は、

「あぁ、明日は薬局からうがい薬がなくなる」

「ネットで馬鹿みたいな値段で取引が始まる」

ということだったでしょう。

さてマスコミを中心に、吉村知事に対して批判が出始めましたが、批判の中心はこんなところでしょうか。

①もっと検査対象を増やして、科学的検証を行ってから発表すべき

②今や国民から絶大の信頼を受けている吉村知事の発言には慎重さが必要

③慌てて買い占めに走らないなどの注意喚起が必要

確かに、情報を発信する側の責任は重いでしょうが、同時に、その情報を受け取る側の責任も重いと思います。

1つの情報が出たからと言って、慌ててそれに飛びついてしまう人たちの冷静さの欠如が非常に心配です。

非常事態下では、自分の行動の責任を他の人に転嫁しないような冷静さが必要です。