1年ぼうず

眞野 義行

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<今日くらいは>

今日、8月6日は、75年前に広島に原爆を落とされた日です。

しかしながら、その扱いが連日報道される「新型コロナ」関連の話で後回しになっています。

・吉村大阪府知事の「ポビドンヨード」成分を含むうがい薬

・コロナ感染拡大

・政府の「Go to トラベル」と自治体ごとの「帰省自粛」の矛盾

・夜の街関連の若者の行動自粛

毎日、毎日同様の話で埋め尽くされています。

私は、高齢者の範囲に入っていますが、マスコミの言う「お年寄りを守るために若者が行動を自粛いしましょう」という一方的な考え方の押しつけには、違和感を覚えます。

実際に高齢者の方々が、昼カラオケで感染が拡大する原因を作っている事実があるのに、若者の行動のみを注意喚起することは、どうなんだろう。

 そんなことよりも、今日くらいは「原爆投下の日」の話題を最優先にし、「命」の問題について、「戦争」という観点からじっくりと見直すべきではないでしょうか。

75年前の戦争を経験したことがある人達の「いのち」を守る行動について考えることが、コロナから高齢者を守ることの行動につながるかもしれません。

 さて、原爆とともにその年の3月におきた東京大空襲の悲惨な数字を紹介します。

広島原爆による死者 人口35万人中 約14万人。
投下後5年で被爆による死者を合わせると約20万人。
長崎原爆による死者 人口約24万人中 約7万5千人。
投下後5年で被爆による死者を合わせると約14万人。
東京大空襲 約2時間30分で 10万人以上。

成田市は人口約13万人。原爆投下で、成田市は一瞬にして消滅。

東京大空襲は、わずか2時間30分で成田市がほぼ全滅。

戦争は、原爆だけでなく、いかに無差別・無慈悲な殺戮がおこなわれたかがわかります。