【大切なのは中身】
「横浜市におけるGIGAスクール構想の方向性」について紹介します。
横浜市では、「第3期横浜市教育振興基本計画」に基づき、これまでICT環境の整備等を計画的に進めてきましたが、国から補正予算が示され、「1人1台端末」を令和2年度中に整備することになりました。
こうした動きを踏まえ、教育委員会事務局では庁内にプロジェクトを設置するとともに、有識者等による懇談会での意見等も頂きながら、端末の選定やLAN整備、端末の活用方法等を盛り込んだ「横浜市におけるGIGAスクール構想の方向性」を策定しました。
その結果、小学生には iPad 、中学・高校には Google Chrome を導入しました。
成田市同様にICT環境整備を前倒しにしたわけですが、横浜市は教育委員会内に庁内にプロジェクトを立ち上げ、6月の段階で記者発表を行っています。
最も注目すべきは、単にハード面の充実を急いだわけではなく、ソフト面の充実と、その活用方法について十分に検討したということです。
再び横浜市のお話しです。
【ICT環境整備というハード面だけではなく、端末をどのように活用していくかが重要です。活用という視点からは、「学びの改革」、「心とからだのケア」、「学校と家庭との連絡調整」などに取り組むことが考えられます。】
このことは、日本中の教育委員会が考えていることではありますが、考えているだけで実行できていないところがほとんどです。
昨日も書きましたが、成田市の準備不足が心配でなりません。
タブレットを与えることが大切なのではなく、タブレットをどのように学習に有効活用するか。
大切なのは中身です。