1年ぼうず

眞野 義行

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【多文化共生を理解してもらう機会を増やす】

今日も市民協働課職員の方と一緒に成田市東町にあるAIT日本語学校を訪れました。

これで成田市内にある、外国人留学生が通っている施設5つへの聞き取り調査が終了しました。

そのAIT日本語学校では、日本語の勉強を終え、いよいよ社会に出る留学生達の「修了式」に参加することがきました。また授業の様子も見学させていただきました。

留学生達は、いつでも非常に大きな声であいさつをし、深々と頭を下げます。

実に礼儀正しい。まるで日本の小学1,2年生のようです。

「多文化共生」は、避けられないテーマではありますが、日本人の持つ「外人」に対する偏見意識は根強く、なかなか進みません。

そもそも「外の人」という言葉が生まれてしまっていることに、日本人の抱えている問題の根深さを感じます。

島国だからこその表現でしょうが、同じ「外の人」でも、英語を話しそうな白人系?の人たちに対する態度と東洋人に対する態度にも違いがあります。

しかし今の成田市のこども達にはそういった偏見がないことが幸いです。

すべての小・中学校に様々な国からいらした外国人講師を常駐させていることが、大きな要因でしょうが。

1月に行われた成田市インターネット市政モニター結果でも、「ゴミや騒音問題で日本人に迷惑を書ける外国人」「自転車の乗り方が悪い外国人」「治安が悪化する原因になりそうな外国人」などなど、否定的な意見もあります。

確かにそういう現実もありますが、マナーを守らない人間は、外国人だけでしょうか。

外国人との共生を心配される方々は、一度、日本語学校、専門学校、大学などの授業を受けている外国人留学生達の姿を見てみるといいです。

もと教師の私が言うから間違いはありません。

日本の学生よりもはるかに純粋で、必死に学んでいます。

そういった彼らを大切にすれば、犯罪に走ることはないし、日本のために働いてくれる人材になっていきます。

その機会を成田市住民に知ってもらう機会を増やさなければ。

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