1年ぼうず

眞野 義行

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川崎市こども夢パーク その2】ー「がらくた」の意味

ラクタを見て、ゴミと思う子もいれば、「何だろうこれ」と興味を示す子もいます。

人それぞれです。

興味を持つ子は、その使い方を考えたり、構造を調べたり。

そのうちに分解が始まります。こども、特に男の子は、壊す行為が大好きです。

キットをもらって設計図通りにつくる作業は、手順を知るという意味では極めて重要なことですが、できたものを分解していくという行為も、とても大切なものです。

いきなり「自動車をつくりなさい」と言われたら、そんな難しいことはできっこないので興味がわきません。

しかし分解することで、複雑な構造に思えた自動車が、実は1本のネジ、ボルト、そして歯車から成り立っているということに気づきます。

この単純な組み合わせを積み重ねることで、自動車が動くという発見が、知的好奇心を呼び、学習が深まるのです。

複雑な工程を単純化し、その単純な工程の積み重ねを経験することで、どの子どもも自分のレベルでの「できた!」という達成感を味わうことができる。

これがプログラミング教育の神髄です。

「こども夢パーク」は、あえて無駄に思えるものや時間を配置することで、自然の中で「プログラミング教育」を実践している。

フィンランド教育につながる部分です。

「ガラクタ=無駄なもの」は、視点を変えると、教育的価値のあるものになるときがあるのです。

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