<おもてなし英語6月放送分 緑色なのに青信号の不思議>
今日の撮影は、公津の杜でご兄弟で開業している理髪店「カットハウスK/mate」。
外国人は、公津の杜中ALTの Peter。
携帯のバッテリーが切れて、駅への道がわからなくなったという設定。
目印の「信号」の説明のために ‘red, yellow, blue light’ と英語で伝えます。
日本語では青信号と言いますが、英語では’green light’が正解。
それでも何とか伝わって、無事に説明が終ると言う設定です。
ところで日本人は、なぜ緑色を青色と言ってしまうのでしょうか。
確かに「新緑」は緑だけれども、他の表現には「木々が青々と茂る」「青葉の候」などがあります。
青野菜、青物、青じそ、青唐辛子、青リンゴ。
どれも緑色だよなぁ。
実は古代の日本には、色を表す言葉は、黒・白・赤・青しかなかったのです。
この4色で、様々なことを表現していたので「青」の色の範囲が広かったのです。
その証拠に、この4色のみが語尾に「い」をつけて形容詞にできます。
「黒い」「白い」「赤い」「青い」
他の色は時代と共に出てきた色の識別表現のために語尾に「い」をつけて形容詞化することはできません。
ちなみに「茶」「黄」は語尾に「色い」をつけて「茶色い」「黄色い」。
その他の色は「緑の」「紫の」など「の」をつけて表現します。
外国人にとって日本語取得が難しいものの一つに、この色の表現があります。


