<お墓参り:改めて戦争について思う>
家族でお墓参りに行ってきました。
13年前に88歳で他界した父は、私が子どもの頃、終戦の日が近づくたびに話していたこと。
「駆逐艦に乗っていて撃沈された。海に投げ出されたが、翌日味方の船に救出された。夜の暗い海は本当に怖く、サメに襲われないように皆で足をバタバタさせた。お国のためという言葉で洗脳されたが、あんなバカなことをしてはいけない。」
父の幼なじみだった浅井さんは、父の他界後も名古屋から鹿児島まで8時間新幹線を乗り継いでお経をあげに来てくれました。
そのたびに浅井さんが話してくれたこと。
「私は通信兵だったけど、眞野君は優秀だったので海軍に行ったんだよ。」
戦時中の「優秀」という意味は、今でもわかりません。