
【ママは何か悪いことをしたの?】
長文です。
多文化共生社会活動の始祖である岡田先生の国際交流サロンにお邪魔しました。
外国人と日本人との日本語によるおしゃべり会です。
選挙応援の関係で遅れたのですが、多文化共生について話をさせていただきました。
その後、司会をされている外国の方(メディアにも多く出演されている)が、私にしみじみ語ってくれました。
『東京に撮影に行った帰りに、たまたま区議会議員選挙の候補者の演説をしている場所を通りました。そのときにこう言われました。
「外国人は自分の国へ帰れ」
納得がいかなかったので、
「私が何か悪いことをしましたか?私は日本が大好きで、日本で暮しているのに、なぜそんなことを言うのですか?」
「日本が好きだったら、帰化すればいいだろう」
「それは個人に自由じゃないですか」
「ほら、外国人はすぐこうやって反論してくる、自分の国へ帰れ」
そこにいた支援者から拍手が起きました。
私は悔しくて仕方がなかったのですが、危険を感じたのでその場を離れました。
一緒にいた息子から言われました。
「ママは何か悪いことをしたの?」
外国人というくくりで、すべての外国人を排除しようとする考え方は、本当に危険です。
悪い人は、国籍に関係なくいます。
外国人だからと言って、排他的な考え方をすることは良くないです。
みんな同じ地球人じゃないですか。
眞野さんの活動を応援していますが、あまり多文化共生について言うと、バッシングされるので気をつけてくださいね。』
彼女はフラッシュバックからか、目がうるうるしていました。
私は怒りと同時に日本人として恥ずかしくなりました。
行きづらさを感じている外国の方から心配される私。
今の日本の風潮は、いじめの構図に似ています。
「日本ファースト」、「日本人ファースト」
当たり前のことです。
でもその日本を下ささえしている外国人を追い出した後に何が残りますか?
悪い面ばかりを強調して否定することで、日本社会・経済が上向きになるのでしょうか。
江戸時代のような鎖国をするつもりなのでしょうか。
外国人の置かれている状況をきちんと把握した上での議論なら、全く問題ありません。
「多文化共生で成功した国などない」
これはある意味事実です。
悪いことをする外国人には日本人同様に罰するべきです。
しかし、日本で真面目に暮している外国人が、行きづらさを感じる国であっていいのでしょうか。
少なくとも、外国にルーツを持つ子どもに、母親に対して「ママは何か悪いことをしたの?」と言わせる国は、先進国とは呼べないと思います。


