<外国人医療問題>
夕方に成田カトリック教会を訪れました。
国際医療福祉大学の教授にお会いするためです。
ご本人は海外留学の経験がおありで、在留外国人が多く訪れるこの教会のミサに毎週いらっしゃいます。
2月に行った外国人へのインタビューにも立ち会って下さいました。
要件は、外国人医療についての情報共有と成田市のネットワーク作りの可能性についてです。
色々考えて下さいましたが、結論的に言うと、見通しは果てしなく暗いです。
政府が何もしないからです。
1人の人間の命の問題が、日本人でないと言う理由で粗末にされる。
もちろん、意図的に不法滞在している外国人や犯罪組織を作っている外国人はいます。
さらには高度な医療を受けることだけを目的とする外国人旅行者もいます。
だからといって、まじめに懸命に暮らしている外国人を差別することは、人道的に許されることではありません。
ここで、国際医療福祉大学成田病院が掲げる理念を紹介します。
『地域医療に対する貢献を軸に、今後さまざまな文化や食の多様性、多言語などにも対応することで国際的な医療ニーズにも応え、海外の患者様にも質の高い医療とサービスをご提供し、アジアを代表するような世界的ハブ病院をめざしてまいります』です。
開業して1年。私は聞き取り調査をしましたが、成田赤十字病院が抱えるような、外国
人医療費未払い問題は起きていません。
なぜか。
そのからくりについては想像の域を出ないので、詳細は書きません。
しかし、国際空港を抱える成田に開設された国際医療福祉病院です。
経営優先よりも、本当の外国人医療問題に積極的に取り組んでほしいと思います。