1年ぼうず

眞野 義行

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<地域部活動から見る高校野球

また今年も、夏の甲子園フィーバーが始まりました。

私もスポーツが好きという観点から高校野球を見ますが、日本人の高校野球への傾倒ぶりは、ちょっと…。

これだけ部活動の勝利至上主義が批判され、健康面でも問題が指摘されている甲子園。投手の肩の消耗を考えて、複数の投手を準備するように、という通達が出ているけれど、普通の学校でそんなに何人も投手を育てることなんてできません。

甲子園常連校は部員の約半数(半数以上の学校もある)が他県出身者で、野球をするためだけに、監督の住所を借りたりしながら転校するという教育にあるまじき行為が横行している甲子園。「○○県代表」という表現は不適切です。

初日の開会式に参加した後、試合までに1週間以上間が空いて、何百万もかかる甲子園。

高校野球が単なる部活の一つにすぎません。

朝日新聞が主催し、朝から晩までNHKが試合を長し続けることが、なぜ問題にならないのか本当に不思議です。

健康面、金銭面でも十分に改革すべき点が見えるのに…

地域部活動問題を考えていると、どうしても高校野球問題が浮かんできます。

中学の部活動の延長上に高校の部活動があるはずですが、プロ予備軍のような甲子園常連校の存在は、地域部活動の方向性に影を落とします。