【子どもは地域で育てる、ということの狙い】
第1は、地方創生です。
『大学生になってから、サーフィンを始めました。すごく楽しいです。でも浜辺に行くと、小学生がスイスイ波に乗っていて、うらやましいです。今になって思うのですが、僕も野球以外のことを経験する機会がほしかった。』
『向き不向きもあるから、小さいうちは1つのスポーツに限定せずに、色々なことをやれるといいですね。』
『就活を始めたときに感じたことは、よく考えると、これまで関わってくれた大人は、親と教師しかいなかったということです。それが少し残念。もちろん親にも先生方にも感謝していますが。』
『僕は、就職は東京になりましたが、やっぱり成田に愛着があります。』
『そうか、野球一筋とは言え、小さい頃からずっと地域少年チームの親コーチに関わってきてもらったから、成田に愛着があるんですね。』
思春期に、親以外に関わる大人が教師だけ、という人間関係でなく、色々な大人と関わり、様々な体験をすることが大切。
地域の大人がみんなで子どもたちに関われば、子どもたちは自然に自分の地域に愛着を持つようになる。自分を育ててくれた地域に感謝する若者は、その地域に帰ってくる。
すなわち、地方創生。
若者が地元で活躍したいと思えるような街づくりのためにも「子どもは地域で育てる」ことが必要なのです。