1年ぼうず

眞野 義行

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 TEL:090-9364-7172

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<成人式>
成人式は無事終了。成人式にありがちの袴軍団は最前列に陣取るも、お行儀よく参加。
途中雨が降ってきたけれど、完璧なテント設営で問題なし。
成田出身のロックバンドの演奏も素敵。
今日の市長さんのスピーチは、一切冗談抜き。
「今日はどうしたんですか?」と尋ねると「いやいや今日は、真面目にいきますよ」
なるほど。
残念だったのは、座っていた恩師の席からは、正面が見えなかったこと。

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成人式後、恒例の同窓会。男子も女子もま~ったく中学の時のままの生徒から、全く雰囲気の変わった子まで様々。
すでにおばさまの雰囲気をかもしだしている女子は、みんなから「大丈夫、もっと年をとったら有利になるから!逆に若いと言われるかもよ!」
女子ばかりか男子からもこう言われてしまう。こ、これは何とかハラスメントか?
しかしWさんは中学の時から姉御肌の女子だったので、全く動じない。
「先生、親にまで言われるんですよ、もう慣れました!」と豪快な開き直り。さすが。
男子で教師のテーブルに集まってくるのは、やっぱり中学の時にしょっちゅう怒られていた子たち。

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代表格の1人は「先生方、何か食べ物をお持ちしましょうか?」
そして「ビールをおつぎしましょう」
まぁかわいいもんだ。
調子に乗ったIとWは、中学の時の私の説教のまね。
腹が立つことに、似ている。担任じゃない私は、説教(怒鳴る)役。
『先生は、俺達が問題を起こすと緑の手帳を持ってやってきて「お前ら、本当は馬鹿じゃないんだけどなぁ」と言って取り調べを始めるんだよなぁ。』
おぉ、よく覚えている。じゃあ俺の口癖覚えているか?
2人揃って「人の気持ちをわからぬものを馬鹿と呼ぶ」
よくできました。5年たってもちゃんと覚えている。
約80人しかいない学年だったけれど60人以上が集まって、とてもよい雰囲気で同窓会は終了。
5年後また会いましょう!ということでお別れ。子どもたちは2次会へ。

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さて、私は学級を持っていないときでも、学年通信を頻繁に出していました。
玉造中学校の時は3年間で374枚。成田中学校では400枚。
実行委員の山下君は、なんとこの3年間の学年通信「1、2、3年ぼうず」のすべてを持ってきていました。1枚も捨てずに。
そしてさらに、自作の「3年ぼうず」の続編「成人ぼうず」を作ってきたのです。
その紙面には、当時の級長から担任への感謝のメッセージ、そして私が英語の授業を通して言い続けた「Noと言える日本人! Sharing Ideas!(意見の共有)」のフレーズが書き込まれていました。 

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これを感動と言わずに何と言ったらいいのでしょうか。
学校や教師批判ばかり、悪事・不祥事ばかりをあおって国民に一方通行の情報を流すマスコミ諸君、たまにはこういう場所に来て取材しなさい。担任と生徒との絆を確認できるはずだ。みんな、時代に似合わない熱血教師集団だ。
話がそれましたが、この年で、こういう生徒達に巡り会えたことは、本当に幸せなことです。
彼らが幸せに暮らせる成田を、彼らとつくっていかなければ!と、改めて思いました。