1年ぼうず

眞野 義行

 cres.mano0505@gmail.com

 TEL:090-9364-7172

f:id:crescentmano:20200811000145j:plain

<教育格差の不利益>

私の9月議会一般質問のテーマは、成田市のICT活用状況です。

新型コロナで休校になった3月から5月末までの休校期間中に、児童生徒に対してICTを活用しながらどのくらいの学習の機会を提供できたか、について調査です。

私は5月~7月にかけて、千葉県内54市町村の教育委員会に電話で聞き取り調査をしました(正直言うと、ちょっと大変でした)。

今回の調査観点は6つありましたが、中心は次の3つです。

教育委員会独自のオンライン家庭学習教材の整備状況
教育委員会独自の学習動画配信およびオンライン授業実施の有無
③オンライン学活・授業、集会、保護者会など双方向通信ツール(Zoomや)活用状況

これらの項目について、全く準備できず、3月から3ヶ月続いた休校中にプリント配布のみになってしまった市町は9つ。54市町村の中で9つでした。

残念なことに、その9つの中に成田市と隣の佐倉市が入っています。

私は4月の段階から、ずっと成田市のICT活用状況の遅れを指摘してきました。

Zoomによる会議も、教育委員会内で行うように提案もしてきました。

全然進みませんでしたが、今回、ようやく次の休校に向けて家庭学習教材とオンライン授業の準備に入りました。

ただ、教職員の研修ができていない状況を考えると、夏休み明けに再び新型コロナ感染による休校が市内学校でおきた場合、オンライン授業などできません。

私は54の教育委員会や、先進的な取り組みをしている地域の校長先生とも直接話しました。軌道に乗った今は、その効果を実感しているけれど、準備段階では試行錯誤の繰り返しだったそうです。

私はすでに1月前に、調査結果や参考事例を教育委員会に提示しています。
この遅れで教育格差の不利益を受けるのは児童生徒です。

そうならないための援助をしなければなりません。

f:id:crescentmano:20200810235738p:plain
f:id:crescentmano:20200810235741p:plain