1年ぼうず

眞野 義行

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成田市地域クラブ活動モデル事業>
成田市でもいよいよ9月から地域クラブ活動が開始になります。

競技人口が少なく、指導者も見つかりづらいという点では、こういった形からモデル事業に入るしかないと思います。

実際に全国の先進事例やスポーツ庁のモデル事業を見ても、同様です。

そしてこのクラブチームで各種大会に参加することが可能になっていきます。

さてここからが問題です。

例えばバレーボールを例に挙げます。

市内に10の中学校があって、そのうちの5校にしかバレー部がない場合。

地域クラブ活動として残りの5中学校からバレー好きな子ども達が集まってきて、活動をする。

そしてそのクラブチームで大会に出られる。

選抜チームのような状況になるかもしれません。

そのクラブチームに経験豊かな指導者が採用され、質の高い専門的な指導を受けられるとなった場合、バレー部が自分の学校にある生徒は、クラブチームに通うことが可能になるのかどうか。

同じ受益者負担なのに、自分で指導者やチームを選べないという大問題が生じてしまわないためには、生徒自身の選択制にするしかないでしょう。

その場合、大会の時は、自分の学校のメンバーとして出るのか、地域クラブのメンバーとして出るのか。

学校教育の一環として存在していた部活動が、一斉に学校から離れていきます。

まさに習い事と同じ感覚になっていくのです。

保護者に金銭的&時間的ゆとりがあるかどうかの影響は避けられません。

だってもう、学校の部活動ではなくなるのですから。

私は改めて思います。

これまでいかに日本の教師が、家庭の責任の部分をカバーしながらがんばってきたのか。