「神様は乗り越えられる試練しか与えない」
先週の土曜日から始まった「仁」というドラマ。1日で3話ずつ。今日で12話。
現代の脳外科が江戸時代にタイムスリップして、その時代の流れに翻弄されながらも、目の前の命を救うために全力を尽くすというドラマです。
2011年4月に始まったドラマで、当時の私は毎回感動しながら必死に見ていたドラマです。
江戸で「コレラ」が流行った時期に、感染症の正しい処置や対応について江戸市民に伝え、疫病を克服していくという様は、まさに今の「コロナ」に苦しむ世界情勢を反映して、驚くほどタイムリーな再放送です。
「神様は乗り越えられる試練しか与えない」
困難に直面した主人公達を励ますセリフとして有名になりました。
白血病と闘ってきた、競泳女子の池江璃花子さんが使った言葉としても有名です。
このフレーズは新約聖書『コリントの信徒への手紙一』の一節に出てくるものの一部です。
クリスチャンでない人たちには「目の前にどんな困難が襲ってこようとも、あきらめなければ道が開ける」という、がんばっている人への応援メッセージのように思われていますが、本当は少し意味合いが違うようです。興味がある方は調べてみてください。
しかし私は、今はあえてこのフレーズを自分を鼓舞するためのものとして使いたい気持ちです。ごめんなさい。
ただし1人で闘うのではなく、みんなで。
さて「仁」は来週土曜日が最終回。9年前にも涙しましたが、今回も涙があふれます。
見逃した方は是非、第1話から見てください。本当に心が温まります。