1年ぼうず

眞野 義行

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<ワクチン接種についての疑問―厚労省の姿勢>
これまで記事にしようかどうか迷っていましたが、書きます。とても長いです。

3月4日に成田市でも新型コロナワクチン接種のためのシミュレーションが行われます。私たち議員も参加します。

私が所属する政友クラブは、2月12日に集団接種を行う業者の方を招いて勉強会を開き、意見交換をしました。とても勉強になりました。

私はかねて疑問に思っていたことを全体の場面で質問し、その後も個人的にいくつか質問しました。

なぜなら私は、政府のワクチン接種に対する考え方に疑問を持っているからです。それらの話は後日します。

今、最も疑問なことはワクチンの安全性の問題ではありません。

世界中が接種しているワクチンだから、その安全性は保障されているのでしょう。

感染に不安を持つ方は、接種されることをお勧めします。

せっかくの権利を無駄にすることはありません。

では、なにが疑問なのか。

ここで厚労省のホームページのQ&Aを紹介します。

『Q3-1 新型コロナワクチンの効果(発症予防、持続期間)はどうなりますか』

「現在、国内外で新型コロナワクチンの開発が進められ、新型コロナワクチンの効果や安全性等については確認されているところです。
 また、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社は、開発中のワクチンを投与した人の方が、投与していない人よりも、新型コロナウイルス感染症に発症した人が少ないとの結果又は中間結果が得られたと発表しています。
 臨床試験や接種が始まってから時間があまり経過していないことから、効果の持続期間については明らかになっていません。今後の情報が明らかになるのを待つ必要があります。」

つまり現状では「効果の持続期間がわからない」と言っているのです。

私はこの事実はかなり重要で、接種前に国民にきちんと伝えるべき問題だと思います。

例えば、インフルエンザを例に挙げれば、そのワクチンの有効性は約5ヶ月。

4月に接種したワクチンは、9月にはその効力を失います。

新型コロナワクチンと、インフルエンザワクチンとはまったく性質が異なるので、私のような素人が言及することは危険です。

最新のアメリカの研究では6~8ヶ月は効力があるという報告もありますが、臨床例が少ない現在では、正確とは言えないでしょう。

それでも例えば最大8ヶ月効力があるとして、12月には効力を失います。

現状の計画だと

①医療従事者等
②高齢者(昭和32年4月1日以前に生まれた人)
③高齢者を除く基礎疾患がある人や高齢者施設などに勤務している人
④そのほかの人

となっています。

一体いつになったら全国民に対して接種が終了するか政府の見通しが立たない中、再び冬がやってきます。

その時に、医療従事者や高齢者に優先的に再接種をするのでしょうか。

だとすると、1年間で4回(2回接種が基本)も接種することになる?

そうなる前に、ワクチンによる集団免疫が確立されていれば、本当にうれしいです。

しかしながらこの問題は、世界中の誰にもわかりません。

それでも欧米が接種を急ぐのは、日本とは比べものにならないような感染爆発が起こっているからです。

とにかく目の前の感染を食い止める。

その判断は私も正しいと思います。

でもそれを、そのまま日本に当てはめて、接種を急ぐ必要があるのかなぁ。 

冬に備えて夏まで待つ方がスッキリ接種できると思ってしまいます。

もちろん医療従事者と高齢者施設などに勤務している方は別ですし、ワクチン接種を待ち望んでいた方々にとっては、朗報に違いありませんが、私のように不安な人に感じる人もいるのです。

多くの国民が待ち望んでいたからこそ、もっと丁寧な説明が聞きたいです。

ところで私はちょっと不思議です。

マスコミは、ワクチンの安全性を強調し、接種直後の副反応も心配いらないという話ばかりします。

しかしながらその有効期間や再接種の可能性については誰も言及しません。

 こんなことを疑問に思ったり心配する私が変なのだろうか。

私はこの不安を解消するためにも再び、3月4日のシミュレーションの時に質問してみようと思います。