1年ぼうず

眞野 義行

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<表に出てこない医療に関する諸問題>
久しぶりに成田赤十字病院の浅香先生を訪れました。

外国人医療問題の一つ、ワクチン接種についての意見交換でした。

新型コロナウイルスに関する医療を受けた場合は、都道府県がその費用を負担することになっており、基本的に自己負担はありません。

しかし、PCR検査で陽性と判定される前に受けた治療については、たとえその症状がコロナ関連肺炎によるものと推測されても公費負担の対象にはならないそうです。

たとえば病院で受診し、新型肺炎が疑われるためPCR検査を行った際に併せてレントゲン撮影や血液検査も受けたという場合、PCR検査費用は公費負担、それ以外の検査や受診費用は自己負担となっています。

救急車で搬送された場合も、午前零時前に結果が出ないと、その日の検査および治療費は、3割の自己負担が発生するということです。

コロナ禍で日本での暮らし向きが楽でない外国人の中には、負担額を支払えない患者さんも出てきます。

日本で暮らす外国人には、表に出てこない医療に関する諸問題が山積しているということを改めて感じました。