<地域部活動4 定額使い放題>
平日は無償ボランティア。休日は最悪の場合、時給360円で交通費や昼食代もない。
しかも約50%の教師が未経験の運動競技の部活動指導。そして大会会場では慣れない審判業務。
まさに教師は「定額使い放題」。
さてここで実例を紹介します。ある学校で勤務している教員ですが、彼は過去に夏の甲子園でトップ4に残った時の中心選手でした。とすれば、当然野球部顧問。
中学生野球部員にとって甲子園出場経験がある先生は、憧れかつ目標の存在になります。
しかし彼を待っていたのは全く別の部顧問という現実でした。
でも先生が転勤して顧問がいなくなったらお願いするしかないのです。
これが日本の教師が行う部活動の実態です。
このような過酷な勤務状況の改善には、まず教師を部活動顧問という無償ボランティア活動から解放してあげることです。
部活動を行いたい教師もたくさんいるわけですから、外部指導者や部活動指導員として別の契約をして、きちんと報酬を支払う。
まだ続きます。

