1年ぼうず

眞野 義行

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<その負け方こそが大切>
本日の予選リーグで45チームが16チームに絞られました。

私にとっては、5年ぶりの夏の総体。

まさかベンチに入るときが来るとは思ってもみませんでしたが、成田中は、何とか2勝し明日のトーナメントに駒を進めることができました。

同じ会場には、私のバレーボール教室によく来ていた子ども達がいました。
第1試合で第4シード校からいきなり1セットを先取。

これまでに見たことがないような素晴らしい試合で、元気いっぱいコートを走り回っていました。

結局フルセットで敗れましたが、3セット目、20-24と追い込まれたところで、毎回バレー教室に来ていた子が、魂のこもったサーブを4連続で打ち込み(1本サービスエース)、デュースに持ち込んだ場面は、しびれました。

土壇場で自分たちの持てる力を発揮できたことは、今後の人生において、大きな自信になっていくはずです。

彼女たちは悔し涙にくれていましたが、帰るときには笑顔。

「先生、一緒に写真撮りましょう!」と、保護者と子ども達に誘われたので、何だかよくわからなかったけれど、記念写真をパチリ。

「君たちの試合に感動させられたよ、ありがとう!」

みんな笑顔。でも最後にスパイクを外したエースは、涙をポロリ。

日本一にならなければ、どこかで必ず負けます。

その負け方こそが大切だと、改めて彼女たちが教えてくれました。

明日は勝ち続ければ3試合。

悔いが残らないような戦い方をさせたい!