1年ぼうず

眞野 義行

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GIGAスクール構想」

GIGAとは、Global and Innovation Gateway for All を略したもので「全てのこども達に、世界的な視野で革新的な技術を導入する」というような意味です。

子ども達への1人1台端末と高速・大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、特別な支援を必要とする子どもを含め、多彩な子ども達の資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する計画のことです。

成田市では、どうやら年内にタブレット端末(iPad)が配布されそうですが、同時にモバイル Wi-Fi ルーター807台を購入し、Wi-Fi 環境のない家庭に貸し出し、その通信費も市で負担するところまで来ています。

教室の無線LANWi-Fi ルーター)整備工事も終了すれば、いよいよICT 活用教育が始まります。

そこで問題になるのが、誰が教えるかということです。

残念ながら今年、成田市は ICT 支援員の採用をしませんでした。

また、学校現場に入って、端末操作や授業活用のための補助をしてくれる ICT 支援員の募集や業務委託もしていません。

国が一気に加速させた「GIGAスクール構想」のために、全国的に ICT 支援員の不足が起きています。

このまま環境整備が進み、タブレットが使える状態になっても、使わないまま、ほこりをかぶっていく可能性もあります。

全国的に起きている問題とは言え、先進都市では、実際に日常の授業や、休校時に活用されています。

素敵な中身と立派な箱をもらっても、中身を取り出せないのでは、まさに宝の持ち腐れになります。

教育委員会だけでは難しい現状があるので、議会としても具体的で効果的な提案を示し、国際都市成田のこども達が他の自治体に遅れをとらないようにサポートしていくつもりです。