1年ぼうず

眞野 義行

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スマホの教育は学校がするものなのか?>

 先日、行きつけの兄弟床屋さん(カットK-mate)の弟さんとこんなお話になりました。「先日ファミレスに行ったら、隣のテーブルに4人家族が来たんですけど、注文が終ったとたん、全員がスマホをいじりだしたんです。さすがにびっくりしたんですけど、なにしにレストランに来たんでしょうね。家族で外食って、ちゃんと意味のあることだと思うんですけど」

 またちょうど1週間前、ある卒業生が自身のフェイスブックで「スマホ」を話題にしていました。それを紹介します(本人の了承は得ています)。
『駅前で子供を待っている間、ベビーカーを押して歩くお母さんが通った🤱ベビーカーに乗ってるのは1歳にならないお座りが出来るくらいの赤ちゃん👶なんと左手にはしっかりスマホを握り、右手で画面に触れている…。時代だなぁ…と思う一方なんだかなぁ…と思ってしまった💦きっとコロコロ変わる画面は面白く、暫くはそれでご機嫌なんだろうなぁ。うちの子供達が乳児だった頃、まだスマホが普及していなかったから、いかに気を紛らわせるか必死だったけど💧
 ママの歌より、ママとの手遊びより、スマホを求められたら…悲しい😢この子達の視力や脳の発達がどうなっていくのか勝手に心配してしまいました。』

 いまだに続く「バイトテロ」。アルバイト店員による無秩序な振る舞い。授業中に面白がって教師を蹴りつけて、それを仲間がスマホ撮影して、SNSで配信。最近では、わざと教師を挑発して体罰をふるわせ、その模様を仲間が撮影するという事件も。

 ほとんどの中学校で「SNSの危険性」についての教育はおこなっています。警察職員をよんだり、IT企業の社員を招いたり、色々な工夫をしています。もちろんほとんどの生徒は、その内容をきちんと理解し、節度を持った使い方をしようと思います。

 しかしながら子どもという存在は、失敗する存在なのです。調子に乗る存在なのです。これは大人だって同じでしょう。その場の雰囲気や勢いで思わず暴走します。「炎上」といって、全く無関係な人間が面白がって書き込みをしていく問題もあります。

 賛成派の方にはこのような意見を述べる方もいます。

「子どもたちの IT 教育を強化することはとても重要。小学生のうちから積極的に、その正しい使い方を教え、学校でも授業への効率的な取り入れを検討すべき.」
「学校できちんとIT教育をすればいい。」「スマホに問題があるのではない。正しい使い方を指導しないことに問題がある。」

 文科省などは、最後の意見に近いことを言っています。つまり「現場で工夫しなさい」ということです。そしていつも出てくる「有識者会議」で検討中。あそこから出てくる結論で、まともだと思ったものがありません。

 「解禁したわけではない。登下校中に携帯することを認めただけである」

 こんなことを本気で言っているのです。開いた口がふさがりません。

 つづく

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