<投票に行こう!>
令和初の国政選挙となった参議院選挙が公示されました。
今回は改選124議席(選挙区74、比例代表50)です。
今回の選挙から例代表で各党が優先的に当選させたい候補者を選べる「特定枠」を導入します。
選挙制度が複雑で、なかなかわかりにくいので、今日から数回に分けて「国政選挙の仕組み」について、解説していきます。
衆議院選挙とは様々な部分で大きく異なりますが、その違いは後ほど。
さて、参議院の場合は任期は6年ですが、3年に1回、議員の半数を入れ替えます。つまり議員一人としては、6年議員活動が継続しますが、3年目に一緒に活動していた半分の議員が、選挙になるということです。
参議院選挙では、2つの投票を行います。
1)選挙区(各都道府県)で1人から6人の当選者。合計74人。
人口によって振り分けられた定数で当選者数が決まります。例えば千葉県選挙区だと6人の立候補者が出ましたが、その中から3名が当選。東京だと20人の立候補から6人。鹿児島だと3人中1人。
2)比例代表(いわゆる全国区)で合計50人。
この合計が政党ごとの総得票数になり、その得票数によって、各政党に当選人数が振り分けられます。そして、各政党の得票数が多い候補者から当選していきます。しかし今回の選挙では、これまでと異なる方式が採用されました。「特定枠」を導入です。 つづく。