<教育旅行は館山で>
館山市は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で修学旅行が中止になった県内小中学校の一部に、館山への教育旅行を促す案内状を送ったと発表しました。
案内状を提出したのは、銚子市、大網白里市、御宿町など外房地域を中心とした23市町村の小中学校158校です。
館山市によると、実施にあたっては新型コロナウイルス対策を整えた市内の民宿や旅館、バス会社を用意。
国の「Go To トラベル」を活用し、保護者らの費用負担の軽減に努めるそうです。
感染者の多い県北の方でも期待という依頼があれば、検討していきたいとのこと。
何度も言いますが、佐倉、四街道、富里、八街、印西、白井など近隣市町村を含めて、千葉県内のほとんどの教育委員会が、宿泊を伴う旅行について中止の決定を下しています。
しかし成田市は、金曜日の段階でも、修学旅行は学校長判断という姿勢を崩しません。
現実に千葉県下でこれだけの自治体で修学旅行が中止になっていく中、しかも中止になった中学校が市内で2校出ていながら、成田市のみ修学旅行を行なう姿勢を崩していません。
中学3年生担当の先生方や生徒達に話を聞くと「行けると思っていない」し「今年から大きく変わる受験」に目が向いていると言います。
何度も言いますが、保護者がすぐに迎えに行かれない場所への宿泊旅行は、私は行なうべきではないと思います。
どうしても宿泊旅行を企画したいなら、南房総、館山、勝浦など、観光で打撃を受けている千葉県内。
帰ってきたときに「何もなくてよかった-」とホッとしなければならないような、遠方への旅行は必要ないと思います。
ところで引率教師に「感染が心配だから行かない」という選択肢はないのだろうか。