1年ぼうず

眞野 義行

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<欧米社会と異なる常識>

2020年2月6日(木)NEWSWEEK「マスク姿のアジア人女性がニューヨークで暴行受ける。ヘイトクライム(人種差別的な偏見や憎悪を動機とする犯罪)の可能性」

自分たちの価値観と異なるものを排除しようとする考え方は、絶対に許せません。

この問題は深刻で、ヨーロッパの国々、例えばフランスやドイツでもタクシーの乗車拒否などを受けるアジア人が出てきています。

そのため「私はウィルスではありません」「中国人ではありません」というプラカードを作って、身の安全を図るアジア人も出てきました(これはこれで、中国人差別につながりかねません)。

特にマスクをしているアジア人が標的にされます。

なぜこんなことが起きるのか。

ニューヨークタイムズで「マスク姿のアジア人」と表現していることに、その答えがあります。

それは、例えば日本人が考えている、冬の「マスク着用」という常識が欧米社会とは異なっているからです。

アメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランスなど、日本人になじみのある欧米諸国では、たとえインフルエンザが流行していても、マスクはしません。

マスクを着用するのは、

①命にかかわるほどの重病人がしているイメージ

②何か人に移す感染を持っている、感染病を持っている人のイメージ(カゼやインフルエンザレベルではない)

③悪事を働く強盗が着用しているイメージ
なのです。

私が知っている欧米出身の英語補助教員に聞いても、同じことを言います。

ヘイトクライム」が起きてくることは、断じて許せないことですが、マスクを着用することそのものが、欧米社会では非常に異質な行為である、ということを知っていた方がいいと思います。

特にコロナウィルス問題で神経質になっているときにマスク着用をしていると、感染者か?と疑われます。

連日報道されるニュースを見ていると、まるで世界中がマスクを買い求めているように見えますが、それはアジアの一部の国々にしか起こっていないことなのです。

文化の違いをきちんと知っておくことは、自分の身を守ることにつながります。 

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