1年ぼうず

眞野 義行

 cres.mano0505@gmail.com

 TEL:090-9364-7172

f:id:crescentmano:20201020225506j:plain

GIGAスクール構想」その1

―2019年12月に文部科学省が打ち出した計画 

iPadの使いすぎやWebの閲覧先に不安があるけど】

先進都市では端末ごとの通信量、閲覧先の把握が可能になっています。また、個人でアプリのインストールはできない設定なので安心です。

【小学6年生に配られたタブレット端末(iPad)は、中学進学時にはどうするの?】

配られたタブレットは、その児童生徒が5年間使用することが基本です。ですからそのまま中学に持っていきます。転校、私立中学進学、中学卒業のときは学校に返却します。

【現場の先生方はタブレットをうまく使えるの?】

実はここが1番心配されることで、先生方の「タブレットの操作技術」や「新しい時代の学びに対する情熱の差」が、ICT利活用教育の差につながってしまう可能性があります。ですから、先生方も操作技術や授業の研修を積まなければなりません。先進都市には、ICT支援業務を専門とする業者に委託して、先生方の授業サポート等をお願いしているところもあります。

【教師の多忙化につながらないの?】

多忙化につながる可能性は大きいです。小中学校共に評価の仕方が変わっていく(通知表が変わる)なかで、小学校ではプログラミング教育が本格的に始まりました。中学校では、千葉県公立入試の1本化という大きな変化。それが新型コロナ感染症と重なるために、評価も含めた対応が大変。しかも放課後の消毒作業は継続。現場の混乱は避けられません。「働き方改革」という言葉は、日本の教師には無縁の言葉に思えてしまいます。

 今回は、ほぼ全てが国の補助で賄われた端末購入費ですが、5年後の更新時にどうなるかは不透明で、故障時の修理費も自治体負担になります。私は、成田市が国際都市という看板を背負っている以上、英語教育と共にICT教育でも日本の先進都市として成長していく必要があると思っています。