1年ぼうず

眞野 義行

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日本語学校

 午前中、成田市公民館で週4回行われている「日本語教室」を参観させていただきました。写真にある通り、アジア、南米、中東出身の方々が一所懸命、日本語を習っています。日本語教師の資格を持たれている方は1名で、あとは皆、純粋にボランティアの方達です。

 日本語習得のレベルは様々で、今日は4グループで活動していました。この日の講座は、日本語の検定試験に向けたものではありません。2時間の講座でしたが、みなさん和気あいあいと日本語に親しんでいました。

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 今日の教室に参加していた子どもは、一人は小学生。3月に日本にやってきて、なんとか日本語に慣れてきたところ。お母さんの方が、大変そうです。

 もう一人は17歳の少年。2年前にフィリピンからお父さんと来日して日本で暮らしています。高校に通えず、アルバイトもできません。なぜなら日本語がわからないからです。英語もたどたどしい。

 彼の住所は四街道ですが、わざわざこの教室に通っています。

 それは、働きたいからです。

 目がキラキラしてとても感じの良い若者ですが、教育を受ける機会がありません。このまま日本の社会から放置されたらどうなるのだろう?

 お父さんも日本語が話せないそうです。

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 北海道東川町では、2015年に全国で初めて自治体が運営する日本語学校を設立しました。また、町独自の奨学金を設けてこの日本語学校と町内にある専門学校の留学生全員を対象に学費の半分を負担するなどして受け入れを進めています。さらに留学生には毎月8000円分の買い物ができるカードを配布までします。

 行政としてやれることは必ずあるのです。

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